・言葉の意味を理解し、いろいろな問いかけに応じることができる
一つの物に対して、色や形など様々な質問に答えることができる
(様々な物を見て「これは何色?何の形?」といった質問の仕方に対して答えることができる)
(絵カード【動物・果物・乗物】を見て「これは何?」「これは何の仲間?」 に答えることができる)
一枚の絵を見て、いろいろな質問に答えることができる
例:公園でたくさんの子どもが、いろいろな遊びをしている風景写真を見て
「ここはどこ?」「この友達は何して遊んでる?」「子どもは何人いますか?」「これは何ですか?」
「赤い服の人はどこ?」等の質問に答えることができる。
疑問詞の理解 (いつ・どこ・何・だれ等の疑問詞を理解し、それに応じた答えができる)
簡単な類推
(あたえられたヒントをもとに推理して答える)
例:二枚のカード(例 リンゴと大根のカード)
「これは赤です、ではこれは?」と大根をさして答えを求める。
「これは細いです、ではこれは?」
「これは野菜です、ではこれは?」とリンゴをさす。
二つの物で反対類推
「ゾウは大きい、ではネズミは?」
「氷は冷たい、ではお湯は?」
文字による意味理解 (文字による御用学習 体験したことを文に書く)
・物と物との関係の概念の理解(頭の中でイメージして考える)
質問の条件に合わせて頭の中で考えて、答えを列挙する
(果物の仲間を10個言って!・「う」のつく言葉を5個言ってください!) (簡単なしりとりゲーム・○○にある物10個言ってください!)
2つの物を比べて、「同じ」か「違う」か分かることができる (「同じ」「違う」が言葉で言うことができる)
頭の中で二つの物を思い浮かべて大小の比較ができる (ゾウとアリはどっちが大きい?と聞かれて答えることができる)
上・下・そば・中・前後左右の理解 (○○の上、○○の側、○○から何番目、等々が分かる) (例:イスの前に本を置いてください・・・で正しく本を置くことができる)
・数、量の概念の理解
10までのものを数え、数に対応した量をとることができる (物の数を数える・「○個取って!」で正しく数えて取ることができる)
足し算・引き算の基礎を身につける (二つの皿にのっている碁石を合計して数えることができる)
・絵本などストーリー性のあるものを楽しみ、実体験以外のことから いろいろなことをイメージする
絵本のストーリーを楽しんだり、ストーリーを再現して遊ぶ
身近な物を描く・体験したことを絵で描いたり絵日記をつける (身近な物を見ながらスケッチする・簡単な折り紙をする) (楽しかった体験を絵で描く)
・対人関係、コミュニケーションを豊かにする
対人関係で役に立つ言葉の獲得 「はい」「いいえ」 「そうです」「違います」 「わかりません」 「教えてください」 「貸してください」 「どうぞ」 「ありがとう」 「○○していいですか?」「できました!」
(人とのやり取りがスムーズにできるようになる) (自分と相手の立場によって言葉の使い方が変わることが分かる) 「いってらっしゃい」「いってきます」 「おかえり」「ただいま」
集団でのゲームや約束事を理解する 簡単なルールがわかる・順番を待つことができる
勝ち負けや得点が分かる・ジャンケンがわかる
役割(カードの親役・攻撃と守備)の理解(例:カルタやトランプ、簡単な卓上ゲーム)
その他に・・・
・日常生活や社会体験の中で数や量、文字を使っていく
おやつを配る時に、ジュースを(少し・たくさん)入れてね!お菓子は、○個ずつお皿に入れてね!等
近くの店で買い物をさせる・物の値段を見る。
カレンダーの使用(カレンダーに予定を書く:(本人が楽しみにしている行事など)
(曜日や時間を意識できるようにしていく)
・コミュニケーションを豊かにし、自発性を育てる 子ども同士での交流体験を増やす (兄弟児の友達に遊んでもらう) 体験したことを言葉で伝えることができる 「学校で今日何した?」「○○したよ!」 (連絡帳等で書いてあることを参考に質問してみましょう)
・集団や公共の場所で落ち着いて行動する (日常と違う場所での体験を積む)
電車やバスでの移動を体験する
いくつかの場所に慣れて、将来 一人でも行けるようにする(レストラン・お店・図書館やプール・病院等々)
家族の一員としての自覚を持つ(家事手伝いを一連の流れに沿って行う・ちょっとした留守番をする)
自分や家族のことについて答える(「何歳ですか?」「兄弟は何人ですか?」「お父さんの名前は?」)
家族内で互いに「ありがとう」「よくできたね」と感謝をする
(「お手伝いありがとう」 「お片づけがんばったね!」等)
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