・目で見る情報から、学ぶ力や作業的技術を身につける
点線なぞる・点と点を結ぶ・簡単な迷路
(描くことの基礎を身につける)
見本を見ながら、同じ物を作る
(見本と同じようにブロックで同じ物を作る・同じ順番で積み木を積む)
・物に名前の他に色や形、用途など色々な意味があることに気づく
物にある名前だけでなく属性(色や形、材質や用途)を認識できるようにしていく。具体的には身の回りの物や、ミニチュア模型を色や形によって仲間分けができるようにする。(白い物と赤い物に分けてね!・○と△の仲間で分けてね!等)
このStageの段階では難しいものの、「赤いリンゴ、青い靴」等、少しず
つ物に複数の概念が入っていることを伝えていく。
※無理に子どもに分からせようとしないこと
・遊びや興味のもてることを増やし、イメージの世界を広げる
子どもの大好きなおもちゃを交代で使う。子どもの興味を育てながら、一つの物を共有して使ったり、交代して遊ぶことで簡単なごっこ遊びや大人、友達とのやり取りになるようにつなげていく。
ままごと遊び等で日頃お母さんがしている真似をして遊ぶ(再現遊び)
例:料理を作る・掃除をする・お化粧をする真似等々
積み木を電車に見立てて走らせる
いろいろな物を食べ物に見立てて、ままごと遊びを楽しむ(見立て遊び)
・指さしや身振りで要求を伝えることができる
自分の欲しい物を、指さしたり「ちょーだい」と手をあわせることにより相手に伝えることができるようにしていく。また、大人からの指示に対しては、指さしや身振りでのヒントを少なくし、言葉がけだけで動けるように働きかけていく(ごく身近な生活でのことにかぎる)。
例:○○持ってきて!
○○、お父さんに渡して!・・等
・小集団の中で行動できる(4〜5人程度の集団)
小集団の活動の中で、座って順番を待つ・呼ばれたら返事をして前に出る・職員や職員が見せる見本を注目することができる・合図に合わせて動く等、基本的にルールを身につける。
・身近な人(家族)とのコミュニケーションを広げる
主にお母さんが子どもと中心に関わっている場合には、子どもが何か要求してきたときに、お父さんや兄弟も応じられるようにしていきます。(お母さんでないとダメ!でなく誰にでも要求できたり、関われるように)
その他に・・・
特定の友達と手をつなぐ(子どもへの関心を育てる)
仲のよい友達家族と家族ぐるみの活動をする(ピクニック・キャンプ等)
地域の行事に参加してみる(お祭り等)
周りの人が考えていることを察したりすることはできず、子どもからの要求はどこか行きたい!何か食べたい!等一方的な物になると思いますが、楽しい雰囲気を感じることはできます。そういった身近な人との楽しい体験の中で芽生えてきた他人への意識を育て強くしていくことが大切です。
周りの人から受け入れられていくといった安心、必要とされている気持ちを分からないまでも、感じていくことが将来に大きくつながります。
・基本的生活習慣を確立させる
食事やトイレ、簡単な服の着脱等一つひとつの身辺処理を確実にできるようにしていきます。
・大人の「○○しようね」の言葉かけで、手順に沿ってできる
・服の前後や裏表を気にする
・ご飯をこぼさないように食べる
・自分でトイレに行ってお尻をふく、手を洗う
・頭を洗ってもらう、爪を切ってもらうことに慣れる(清潔にする)
可能であれば簡単なお手伝いを頼んでいきましょう。
・ご飯を配る(配膳する)
・ご飯の前にテーブルをふく
・洗濯物を洗濯機に入れる、洗濯物をたたんで片づける
・買い物の時、軽い物を持つ
お手伝いは家族の中で自分の役割を意識するチャンスです。
手伝いを子どもにお願いしたり、出来たことを親に報告することで簡単なやり取りの練習にもなります。子どもが出来る範囲のことを考えて頼んでみましょう
子どもが手伝いをがんばったときには、子どもにとって理解が難しかったとしても「あいがとう」「がんばったね」とほめてあげましょう。小さいときからほめられる・受けとめてもらってるという成功体験を重ねていけるようにします。
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